大手オンラインブッキングサイトの会社説明会に参加し、そこで聞いたインバウンド業界の傾向が面白かった |
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2015年 12月 16日
登録している通訳案内士関連のメルマガからお知らせがあり、大手オンラインブッキングサイトの会社説明会に参加してみた。「今すぐガイドを辞めて会社員になりたい!」というわけでは決してないのだけど、お世話になったマネージャーの退職の知らせで動揺しているタイミングでこの案内を受け取ったこと、それから純粋にこの会社と業務に興味を持ったため、参加することに。
<説明会の概要> ・会社全体の説明 ・5部署から各部署のミッション、業務内容、求められるスキルの説明 ・人事部から福利厚生の説明 ・オフィス内を見学、説明をしてくれた社員に直接質疑応答 個人的に興味深かったのはインバウンドの傾向について。 <全体的な傾向> ・旅行業界は140兆円規模のマーケット (この会社はそのうち9兆円のシェアで、全体からすると「まだ」6〜7%) ・OTA (Online Travel Agent)業界は寡占化の傾向にあり、ほぼ2つのトップグループが独占しつつある。 (この会社はそのうちのひとつのグループに属している) <日本のインバウンド> ・この会社で日本のインバウンド市場は対象国40数カ国のうちトップ10に入る規模、伸び率はトップ ・日本のインバウンドは地理的にとてもラッキー、なぜならばLCCがカバーできる移動距離内にに中国(13億)と東南アジア(8億)という20億人を超すマーケットが存在しているから ・おまけに日本の横並び行政のおかげで国内にも97の空港があり、国内の移動インフラも整っている ・世界のインバウンドのトップはイギリスで年間の国外からの旅行客は3,600万人(日本は現時点で1,600万人) ・しかしそのうち75%はEU圏内からの旅行客 ・イギリスのケースをそのまま日本にあてはめるのは強引だが、EUと中国、東南アジアのマーケット規模を比較すれば、単純計算して日本には年間1億5,000万人の国外からの旅行客がくるようになってもおかしくない 自分が関わっているマーケットをこうやってマクロの視点で解説してもらえる機会もなかなかないので、とても興味深かった。イギリスとの比較はたしかにちょっと無理があるかもしれないが、日本のインバウンドがオリンピックや円安効果といった一時的なバブルというよりも、東南アジアマーケットの成長を考慮すれば、より長期的かつ安定的に継続して伸びる可能性が非常に高い、ということがすとんと理解できた。 で、じゃあ自分はこの先このマーケットにどのポジションで関わっていきたいか? この会社がオファーしているポジションも非常に魅力的だし、ここにいたら今日聞いたみたいなマーケット傾向も常に最新の情報を得られるだろうこともたしか。社内公用語が英語で、多国籍な人材が揃っていて、実績をあげることができれば世界中に散らばるオフィスのポジションのオファーにアプライすることもできる。これはまったく本質的ではないが(でも大事)、オフィスを構えている場所も大変魅力的で、通勤にも便利。 う〜ん。。。。。。。。オファーしているポジションはこれまでの経験を生かせるし、正直、実績を上げる自信もある。まだ私が会社員をしていた頃なら、迷わずアプライして、海外オフィス勤務を目指しただろうなあ。。。 でも、ガイドとしてツアーでお客さんひとりひとりに向き合って、一生に一度かもしれない瞬間に立ち会って、その時間を共有できる喜びに比べると。。。。う〜ん。。。特に、来年新しいツアーにデビューを控えているタイミングでとなると。。。 人生は選択の連続だなあと、本当によく思う。それで、そこの選択をする際に意識してるのは、自分がどういう人生を生きたいか、どういう世界に、どんな人たちと時間を過ごしていたいか。ガイドを続けたい気持ちのほうがずっと強いけれど、もうひとつの選択に迷う気持ちもあるので、ちょっとまたじっくり考えてみたいと思う。
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by moriyumi0721
| 2015-12-16 10:04
| 通訳案内士
2015年 12月 15日
対談そのものもすっごく面白いんだけど、ヨーロッパにも片付けコンサルに行くこんまりさんに、よーこさんがこんな投げかけをしたあたりが特にぐぐっと心にきました。 -------------------- 近藤:いやいや、もう大変ですよ〜。「本当にすみません」って謝り倒しています。親も親戚も、とても応援してくれてます。 坂之上:じゃあ、仕事と子育ての両立に精神的に揺さぶられることはない? 近藤:そうですね。本当に私は小さい頃から「私はこれをやりたい」って言ったら、絶対やるっていう感じなので、皆さんあきらめてるところがあるんです。両親も「今のうちにやっておきなさい」と言ってくれている。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 坂之上:いいですね。 近藤:今は本当にやるべきときなので、全力投球したいんです。 坂之上:実は最近私の友人で、ちょうど3カ月ぐらいのまだ小さい赤ちゃんがいる女性がいて。インドに自分が苦労して設立にかかわった学校があって、そこがいよいよ開校するから、それを見に行きたい。だけど子どもを連れて行くのはまだ小さすぎて危ない。でも親も夫も「行くべき」って言ってくれたから、子どもを預けて行ったんですよ。 そしたら彼女、自分の友人たちに「まず親としての責任を果たすべきだ。行くべきじゃない」とかなり非難されたそうで、すごく落ち込んでたんですね。 近藤:あぁ。 坂之上:旦那さんと親が全力でサポートしてくれて賛成してくれてるのに友人が「?」って私は驚いたんですけど、そういうの、日本ではまだまだ理解されないみたいんですよね。 近藤:それはつらいですよねぇ。 坂之上:子育てはずっと続きますしね。子どもがかわいそうなのかどうか、まわりの人よりもその子自身が自分の親をどう思うか、ですよね。だから、たぶん20年ぐらい経たないと結果はわかんない(笑)。 近藤:そうですね。だから本当に自分が何を今すべきかは自分で真剣に考えるべきですよね。 坂之上:私は、子育てに専念したい人はすればいいし、仕事したい人はすればいい。それこそ、その家族の個性ですよね。みんな性格も違うわけだし。それぞれの家族の、それぞれのこだわった心地いい生き方をすればいい、と思うんです。 近藤:それぞれの信じた生き方を生きるしかない、ということですね。 坂之上:はい。子どもが「自分は愛されてるんだ」って実感が持てれば、どういう育て方であっても良いんじゃないかと思うんですけどね。おおざっぱですけど。(笑) 近藤:なんだか、そう聞いて安心しました。 坂之上:子育てって正解がない世界ですし。親がときめいてることをして、前を向いてるのを見て育つのって素敵だと思います。 世界のこんまり先生とはいろいろちがいすぎるけど、仕事する母として力強く共感!!!私も息子がいてロングツアーの仕事をすることに、否定的な意見をもらうことって結構あります。夫も両親も応援してくれてるのにもかかわらず。 息子に何の責任ももたず、こちらを物理的に助けてくれてるわけでもない人が、悪気なく、大して考えもせず、発するような問いかけ、当事者はすでにもんのすご〜く考えて、考えつくして結論出してます。そんなことご丁寧に言ってもらわなくてもわかってる。なので、頼むから余計なこと言わないで。そのたびに傷つきます。 人には人の事情があるし、理由がある。とてもシンプルなことだと思うんだけどな。。 *元の記事はこちら→「シンプルで禅的な片付けは世界に響く」 #
by moriyumi0721
| 2015-12-15 04:42
| 人
2015年 12月 15日
ここのところ、基本、仕事以外は横浜でひきこもり。都内にはツアーのときのみ出て行く感覚。1日ツアーだと行って帰って終わりだけど、半日ツアーだと午後うろうろして帰ってきてます。
先日は浅草(ツアー:相撲部屋朝稽古見学)→渋谷(仕事の打ち合わせ:ロクシタンカフェ)→代々木上原(ツアー下見:モスク)→六本木(ツアー下見+偶然最終日のニキ展を発見し思わず寄ってしまった美術館)と周り、それぞれの場所も歩いている人もあまりにちがうので、東京って面白いなあとあらためて感激。 ⚪︎相撲部屋朝稽古見学 オージーのグループを2組を連れて(家族連れ+両親と娘たちのパートナー)、ひさしぶりの相撲部屋朝稽古見学。私のガイドデビューは相撲部屋朝稽古見学なので、もともと思い入れがあるツアー。それまであまり関心のなかった相撲だけど、真剣な稽古風景を見てからすっかり惹きつけられ、今年は本場所も2回見に行っちゃった。このツアーでも、ときに怒号が飛び交う、真剣そのものの稽古にお客さんたちも見入っていて、稽古あとには大興奮のみなさんに質問攻め。ああやって喜んでもらえるとこちらもとても嬉しい。久々の稽古風景も、やっぱりとっても興味深いし、心打たれた。 ⚪︎仕事の打ち合わせ 来年予定している新しい仕事があって、そのための打ち合わせ。この仕事そのものもとってもたのしみなんだけど、この企画を持ちかけてくれた人がもうすごく魅力的な人で、彼女が声をかけてくれたこと、彼女と仕事ができること自体が、ものすごく嬉しい。仕事を持つ女性としても、母としても大先輩なので、仕事以外の話にも聴き入っちゃったり。彼女と話すと、仕事をするうえでの姿勢、仕事を持つ母としてのスタンスが再確認できて、「やっぱりこれでいいんだ」と思える。仕事って、本当にいい経験といい出会いをあたえてくれるな〜と痛感。 フリーだといろんな会社、人と仕事をする機会があって、それが面白い。仕事をしやすい、しにくいの他に、相手の仕事に対するスタンスもいろいろあって。でも、できるなら、仕事を大事に思って、気持ちをこめて働いている人と一緒に仕事したいなあと思う。経験と実績をつんで、仕事を選べるようになるべし! ⚪︎モスク@代々木上原 今度ムスリムのお客様を案内するツアーがあって、その下見。以前小田急線沿いに住んでいたので代々木上原には馴染みがあるのだけど、このモスクを訪れるのは初めて。中に入るととってもフレンドリーなトルコ系の男性が出迎えてくれて、このモスクやイスラム教に関する資料がどっさり置いてあって、紅茶までいただけるらしい。女性は髪をおおって入る礼拝堂は天井が高くて、ランプや装飾がとても美しかった。中で本を読んでいる人、いびきかいて昼寝してる人(いいのか?笑)、静かにただ座っている人など、みんな様々な様子で時間を過ごしていて、すごくいい空間だなあ、と。本来、信仰って、こうやって静かで美しいものだよねって、あらためて思った。そこで祈っている人を見て、その姿がとても美しい、と思った。 ⚪︎ニキ展@国立新美術館 乃木坂駅からツアーで訪れるレストラン目指して歩いていると、国立新美術館にさしかかり、なんとニキ・ド・サンファル展が最終日であることを発見!「う、運命か。。?」と迷わず中に入った。 ニキ・ド・サンファルはふっくらと丸みを帯びた女性の像ナナシリーズが有名なアーティストで、ニキの作品のみを展示する美術館が数年前まで那須(世界で唯一!)にあった。旅行先で美術館に行くのが好きなので、たまたま那須旅行のときに立ち寄り、彼女の圧倒的な世界観、作品に衝撃を受けて、すっかりファンに。閉館直前に再訪して初めて閉館の予定を知りショックだったのだけど、今日はその美術館からも沢山作品が寄せられていて、4年ぶりの再会がとっても嬉しかった。 ニキはフランスの貴族の父とフランス系アメリカ人の母を持ち、裕福な家庭に育ったのだけど、幼い頃から当時は社会で圧倒的に支配的だった男性の暴力性に敏感にならざるを得ない環境で、一時は精神を病んだり、男性性にものすごく攻撃的な作品ばかりを作っていたらしい。のだけれども、友人の妊娠をきっかけに、女性性の奥深さ、そこに含まれるポジティブな可能性に目が開けて、がらっと違う作風のナナシリーズの作成を始めた。 ニキは、シンプルに作品が好きなだけではなく、私自身が男性性の暴力性にもんのすご〜〜〜く敏感なので、女性としての考え方、生きる姿勢にも、心打たれてしまう。個人的には、アーティストを好きになるのには作品を好きになるだけで十分で、その人のバックグラウンドを理解する必要性はないと考えているけれど、そこを含めて惹かれる人には、とても強い引力を感じる。 ニキの作品からは彼女の強い意志とパワーが感じられて、その作品と同じ空間にいるだけで、とても胸が踊るし、どきどきするし、よくわからないけどこちらにまで強いパワーが湧いてくる感覚がある。作品って生きてるなと、こういうときに思う。 (とても丁寧なレポート記事を発見→「ニキ・ド・サンファル展」) ちなみにニキ美術館が那須にあったのは、彼女の作品に熱中し、世界一のコレクターだった日本人女性がいたからであって、ニキとヨーコさん(本名シズエさんなのに「呼びにくいから」とニキがつけたニックネームらしい笑)との交流をつづった本もポチり。たのしみ! そんなわけで、東京を満喫した盛り沢山な1日でした。
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by moriyumi0721
| 2015-12-15 03:55
| 通訳案内士
2015年 12月 12日
FBで、子育てとコミュニティについての面白い対談記事を発見。
(いつの対談かは記載がないので不明。チームラボのお台場での遊園地?企画の前みたいだから、去年の10月頃?) 前半で3ヶ月の娘さんがいるえびちゃんの妹が「マンションのママコミュニティに入れるかどうか不安」と述べると、猪子さんがいきなり「ご近所付き合いなんて、今さら必要?」なんて返しちゃうので(マンションコミュニティを考える会なのに笑)、この人やっぱり面白いなあと思いつつ、子育て中の身としては、「必要!」だと思う。 ちょっと長いけれど、猪子氏の意見の引用↓ ----------------------------------------------------------- 猪子:大前提として、人類は歴史上ずっと場所が先に在った。場所に物理的制約があって、そこからコミュニティが生まれたんですね。 近現代に交通や移動ができるようになって、都市部で場所に依存するコミュニティは低下しましたよね。今度はネットワーク社会ができて、究極的に場所に全く依存せず人はネットワークを作れるようになったわけです。 場所からコミュニティが生まれるというのは幻想ですよね、近代以前から100万年続いたんで、その幻想がいまだに残っていて。実際、20世紀後半に比べて、今日現在ここにいるほとんどの人は、15年前に比べてコミュニュティを持っている率は高いと思うんです。 人間関係で、今、連絡が出来る人が15年前より減っている人なんて絶対いないんです。今ここにいる人が全員コミュニティに入っていて、はるかに昔より入っているんです。だからコミュニティはあるんです。少なくとも15年前より。30年前に比べてコミュニティは増えているんです。 だから別に、あるよって話。 猪子:何を問題にしているのかわからなくて。近代以前の情報化される前の、ネットワークがないような社会にいたら非常に大きな問題かもしれないけど。 そもそも場所からコミュニティは生まれないんです。例えば、20年前に、町や場所にコミュニティがあって、コミュニティから文化が生まれるわけです、だから街ごとの文化の差が極めて高くて。実際にネットワーク社会になって、20年前に比べて、原宿と中目黒と代官山と渋谷の差が大きくなったか、減ったか? 減りましたよね。場所からコミュニティが生まれていないんです。 でも、文化が生まれていないかというと、新しい文化は生まれているんです。だから、そもそも何を問題にしているかがわからない。 今はみんな昔よりコミュニティに入っているんです。問題なのはたぶんマンションの方です。 それなので、マンションかというと、場所に依存せずにコミュニティが生まれてきているという現実があるにもかかわらず、ネットワーク社会の前と同じコミュニケーションをとっているわけです。 なんで、すごいギャップが生まれていて。本来は場所からコミュニティが生まれるという幻想を捨てて、そもそもコミュニティが既に場所と関係せずにありますと、場所に関係せずにコミュニティがあって、そのコミュニティに対して場所がアプローチするというアプローチの仕方に変えれば、もう少しそのギャップは減るかもしれない……。 ----------------------------------------------------------- これ返されたえびちゃんの妹はつらかっただろうなあと思いつつ笑、ここらへんの猪子さんの意見、子供を持つ前に「ママ友がいない。。」と悩むらしいママたちに対して、私が思っていたこととすごく近いなあと感じた。 誰でも、子供を持つまでにいくつものコミュニティに人は属してきたはずで、なんで子供を介して付き合いが始まるママ友が別途必要なのか、わからなかった。子育ての場で新たにママ友ができなければ、それまでのコミュニティの友人、特にたまたま同時期に子供を持った友人と付き合えばいいのにって、単純に思ってた。 実際、息子がまだ赤ちゃんで、日本にいたときは、ベビーカーや抱っこ紐をフル活用して息子と一緒に友人に会いに出かけたり、友人に家に遊びに来てもらったりしていた。その期間は半年ちょっとと、ものすごく短かったけど、特に当時住んでいた家の近くに友人がいないことを、さみしいとも思っていなかった。 でも、ソウルに住んで、近所に沢山ママ友ができると、そのあまりの居心地のよさに、今は「必要!」もしくは「いてくれたほうが絶対いい」と考えるようになった。それで、やたら地域の友人を作りたがっている私に対して、夫はちょっとぴんときていないみたいで、そこらへんはこの意見↓を読んで、ふむ〜となった。 ----------------------------------------------------------- 筧:コミュニティのニーズがある人には応えることが必要だという気がしていて。私は文京区の千駄木に住んでいて、谷根千といわれるところですね。昔ながらのコミュニティがあるエリアに住んでいるんですね。 とはいっても出張で半分以上東京にいませんし、深夜にしか帰らないので、こういうコミュニティの仕事をしているけど、そこのコミュニティには関わっていないという(笑)。 妻と娘がいて、娘は2歳なんですね。妻と娘はそのコミュニティの中にかなりどっぷり入っていて、それが彼女と娘にとってすごく大事なものになっていて。 そのコミュニティは彼女たちにとってすごくありがたい、必要としているものなんです。でも同じ場所に住んでいても、僕はそのコミュニティは必要ではないけれど、家族としてはそのコミュニティを必要としている。 マンションに関しても、必要な人と、そうではない人が間違いなくあって、みんなが無理やり繋がらなくてはいけない、コミュニティは大切だよと言う時代ではない。つながり方は非常に多様で……。 ----------------------------------------------------------- 夫は私ほどコミュニティを必要とする性格ではないっていうのもあるだろうけれど、やっぱり会社という大きすぎるコミュニティに属しているっていうのがそれ以上に大きいんじゃないかな、と。まあそれはとにかく、人は性格、人生のライフステージによってたぶん必要とするコミュニティ(コミュニティとの距離感も含めて)が異なっていて、段階が変わるごとに最適なコミュニティに属することができたほうが、人の幸福度ってあがるんじゃないだろうか。 この対談、猪子さんが全然流れを読まない独自発言をしていてまったくまとまってないんだけど、だから余計面白くて、この1年感じている地域社会とのつながりみたいなものを、一定の見方からしか見ることができていないで、別の視点から見ることができると、ちょっと変わってくるのかな、という感じがした。もうちょっと考えてみたい。
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by moriyumi0721
| 2015-12-12 07:56
| 育児
2015年 12月 11日
先日、来年ロングロングロングツアーデビューする同期のガイド仲間たちとの忘年会に行ってきました。首都圏のほか、九州、関西、東北、北関東からたい集合して、夏のハードトレーニング以来の再会。せっかくだからと、早めに集まって、ツアーに入っているコースを下見してから、ひとりが予約してくれたお店に向かう。
仕事仲間との忘年会なんて、なんねんぶりだろう。。。たぶん、7〜8年ぶり?会社員時代は、12月は忘年会ラッシュで、連日飲み会続き。個人的な友人たちとの集まりのほかにも、取引先、社内の関連部署、部内、グループ、同期、社内のお付き合いあれこれで、数週間ノンストップで忘年会、みたいなのもザラ。あれでボーナスの何割つっこんだんだろう。。。まあ、長い人生のたった5年間のことなので、それはそれでよしとしよう(というか忘年会に関わらず、あの5年間で総額いくら会社関係の飲みに費やしたんだろうと考えるとそれはちょっとクラクラする。。)。あの頃に比べて、時間とお金を費やす先を、ずいぶん選ぶようになったなあ、と思う。 集まったガイド仲間は、出身も年齢もバックグラウンドもばらばら。きっとメモをとりながらあちらこちらうろうろする私たちを、外から見てどういう集まりなのかあてるのは難しいんじゃないかな〜と思う。それでいて「同期」で、だから対等に付き合える。酷暑のなか2週間以上つづいたトレーニングを共にやりきった、、貴重な、大事なひとたち。また、仕事を通した、こういう関係性を築けたことは、仕事を始めたことによる、大きな喜びのひとつ。この会社は毎年シーズン開始前に所属ガイド全員が参加するトレーニングがあるし、ツアーが集中する時期には毎日催行しているのでツアー中にすれちがったりもあるようで、みんなにも定期的に会える機会を持てそうなのがさらにうれしい。 暗中模索で、たくさん悩んで、落ち込んだり喜んだりと精神的なアップダウンを繰り返した、ガイド1年目。彼らに出会えただけでも、この仕事を始めてよかったな〜と心から思う。来年もまた、みんなで集まって1年を振り返ることができますように。
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by moriyumi0721
| 2015-12-11 18:36
| 通訳案内士
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